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感謝 感謝
今週は2施設から当院ICUへ見学に来ていただきました.
それぞれの施設の規模は異なるし,来てくださった先生の院内での立場も違ったのですが,互いの悩みは同様でした.
「院内に共有できる人員がいない(少ない)」
改めて我々の施設は恵まれているなと感じました.
院内で集中治療に割ける人員が12名以上いるというのは,普通のことではありません.
特にtraineeとして初期研修医・後期研修医が豊富にいることはかけがえのない財産です.
これは院内の管理者ならびにスタッフドクター,コメディカルのご理解によるものです.
我々も数年前まで少人数でやっていました.
そして病院内外の人々の力をたくさん借りて,なんとかここまでこれました.
今度は我々が恩返しをする番です.
どんな形で皆様のお手伝いできるか分かりませんが,出来ることを少しずつですがやっていこうと思います.
見学!!
JA広島総合病院のスタッフの皆様が当ICUを見学に来てくださいました.その数10名!!
医師,看護師,PT,栄養師,薬剤師,CE,研修医の皆さんで,我々の多職種回診を中心としたICUの運営システムをみていただきました.
櫻谷先生をはじめ,みなさま朝からほぼ丸1日お疲れ様でした.
私たちとしてもとても良い刺激になりました.ありがとうございました.
一般市中病院でも,スーパースターがいなくても,公的病院でもここまでできるというのを知っていただければと思います.
今回の見学で何か持って帰っていただければ幸いです.
・・・やっぱQOLカンファ,受けよかったなぁ.
QOLカンファレンス
患者さんとその家族の喜びと不安に焦点を当てたQOLカンファレンスの第1回目を行いました.
狙い通り,個人的に非常に有意義な1時間でした.
方法としては,当日までに担当ナースにいくつかのカテゴリーに分けた表を埋める形で患者情報を抽出してもらい,カンファではそれを共有し,さらに行動目標をたてるというものです.
患者と患者家族の現在の苦痛や社会的に置かれている状況,人生観に目を向けることができ,さらに五感の機能状態や基本的欲求への満足度,それぞれの介入状態など,普段熟考することのない面を拾い上げることでき,どのような介入が可能かを議論することができました.
さらに強く心に残ったことは,患者家族は,患者本人にとっては治療者の1人であると同時に,家族もある意味患者であるということです.
毎日長時間ディスカッションしている医学理論も大事,臨床データ・エビデンスも大事.でも,最も大事なことは患者に関わるということはどういう事なのかをみんなが考え共有することなんだ,と再確認いたしました.
さらに多様な職種に参加していただき,もっともっと建設的なものにしていく予定です.
狙い通り,個人的に非常に有意義な1時間でした.
方法としては,当日までに担当ナースにいくつかのカテゴリーに分けた表を埋める形で患者情報を抽出してもらい,カンファではそれを共有し,さらに行動目標をたてるというものです.
患者と患者家族の現在の苦痛や社会的に置かれている状況,人生観に目を向けることができ,さらに五感の機能状態や基本的欲求への満足度,それぞれの介入状態など,普段熟考することのない面を拾い上げることでき,どのような介入が可能かを議論することができました.
さらに強く心に残ったことは,患者家族は,患者本人にとっては治療者の1人であると同時に,家族もある意味患者であるということです.
毎日長時間ディスカッションしている医学理論も大事,臨床データ・エビデンスも大事.でも,最も大事なことは患者に関わるということはどういう事なのかをみんなが考え共有することなんだ,と再確認いたしました.
さらに多様な職種に参加していただき,もっともっと建設的なものにしていく予定です.
QOLカンファレンス
ICU内の患者さんと患者家族が持つ喜びと不安などに焦点を当てた「QOLカンファレンス」が始動しました.
これはここ3年間で最もやりたかったものです.ようやく施行可能な状況になってきたため作りました.雛型もなく完全に手探りの状況ですが,形を変えながらでも継続していければと思います.
昨日のキックオフミーティングでは,30人以上の方が参加してくれました.
ソーシャルワーカー,リエゾンナース,ICU看護師,救急病棟看護師,理学療法士,栄養士,臨床工学技士,そしてICU医・研修医.
これだけの人数が自発的に参加してくれたということは,みんな何かしら現在の管理状況に足りないものがあると感じていたからではないでしょうか.
患者さん・患者家族もチームの一員として,自らの精神的安定,機能回復に取り組んでもらえるようにしていきます.
個々の症例,さらには未来の患者さんのために,介入・システム作りができるようにチームで試行錯誤を繰り返していければと思います.
これはここ3年間で最もやりたかったものです.ようやく施行可能な状況になってきたため作りました.雛型もなく完全に手探りの状況ですが,形を変えながらでも継続していければと思います.
昨日のキックオフミーティングでは,30人以上の方が参加してくれました.
ソーシャルワーカー,リエゾンナース,ICU看護師,救急病棟看護師,理学療法士,栄養士,臨床工学技士,そしてICU医・研修医.
これだけの人数が自発的に参加してくれたということは,みんな何かしら現在の管理状況に足りないものがあると感じていたからではないでしょうか.
患者さん・患者家族もチームの一員として,自らの精神的安定,機能回復に取り組んでもらえるようにしていきます.
個々の症例,さらには未来の患者さんのために,介入・システム作りができるようにチームで試行錯誤を繰り返していければと思います.
集中治療部勉強会(後期研修医・スタッフ向け)
現在EICUでは,医師向けに3つの勉強会が行われています.
1.クリニカルクエスチョンバンク勉強会 毎日のラウンドで抽出されたクリニカルクエスチョンに対してそ れぞれ担当者をあて,背景疑問・前景疑問にわけ毎週発表させる( 全部で30分).さらにデータベース化して共有する.
2.港島ジャーナルウォッチ 各月に発行された主要13雑誌に掲載されたICU関連の話題を すべて抽出しエクセルファイルに題名を保存,さらに担当者のセン スでその中から5つ選び30分で発表.それらをデータベース化し て共有する.
3.通読勉強会(Evidence-Based Practice of Critical Care) 1年で1冊ICU関連の本を読む.集まることはせず,ただペー スを決めて全員が全ての章を読む.担当者が各章のまとめをファイ ルにして共有する.
これらにより,「臨床から学ぶ」「最新の知見を学ぶ」「基本を学ぶ」の 3つが制度化されました.
1.クリニカルクエスチョンバンク勉強会 毎日のラウンドで抽出されたクリニカルクエスチョンに対してそ
2.港島ジャーナルウォッチ 各月に発行された主要13雑誌に掲載されたICU関連の話題を
3.通読勉強会(Evidence-Based Practice of Critical Care) 1年で1冊ICU関連の本を読む.集まることはせず,ただペー
これらにより,「臨床から学ぶ」「最新の知見を学ぶ」「基本を学ぶ」の
これに加えて5月よりGICU主催のClinical Appraisalが始まり,「臨床研究を学ぶ」が加わりました.
私たちの成長もさることながら,評価・改善を繰り返しながらシステムそのものも成長させていければと思います.
ホームページ リニューアル
2011年7月に新病院に移転し,10ヶ月が経ちました.
システム・人事・他部署との関わり合い・・・
様々な困難がありましたがようやく形になってきました.
勉強会などの活動も,見直しを繰り返し徐々に洗練されてきております.
移転以後停止していた集中治療部ホームページの更新を再開いたします.
興味がある方はお立ち寄りください.
神戸市立医療センター中央市民病院 集中治療部ホームページ
Critical Care Center of Kobe City Medical Center General Hospital